よくネコが何もないところをじっと見つめて怖い時がありますよね。
8月の真夏の夜、福先生も見てはいけないもを見てしまったのかもしれません。
地獄からのうめき声
その夜は特に寝苦しい夜でした。
おとーさんはあまりにも暑いので、２階のリビングに布団も引かずにそのままフローリングの上で寝てました。
「暑いなぁ」と思いつつ、うとうとしていると、これまでに聞いたことないような不気味な女の人のうめき声が聞こえた気がしました。
おとーさん
ん？今のは夢なのか・・・？
そう思った瞬間、横で寝ていた福先生がものすごい勢いで、走り出しました。
部屋中を走り回って立ち止まっては、声がしたと思われる方の壁を見て、またダッシュ。
リビングを出て３階まで駆け上がって、戻ってきて。また壁を見つめて、ダッシュ。
おとーさん
福先生・・・何を見て走ってるの・・・
・・・こ、こわい。
福先生には見えてはいけない「なにか」が見えていたのかも・・・
福先生
み、見えたニャー。
・・・こ、こわい。
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